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医療機関におけるコンプライアンスを強化する必要性

医療機関は,医療事故に限らず,職員に関する労務問題など,様々な法的問題が生じ得ます。
 
そのとき,事前にきちんと法令遵守がなされていない場合,医療機関はその法的問題の対応に追われることになり,本来の役割である良質な医療の提供ができないことになりかねません。

具体的には,医療事故においては,法令に違背した治療行為を行っていれば,医療事故が生じた場合,民事のみならず刑事責任が発生しますし,結果が発生しなくとも医師免許の取消等の行政処分がなされる可能性があります。また,治療行為そのものが正当であっても,カルテの記載が法令に従った形式でなされていない(例:修正液でのカルテの修正など)と,それだけでカルテの改ざんが行われたとの疑いがもたれ,カルテに記載された内容が裁判所に認められず,損害賠償責任を負うことがあります。これらはいずれも,業務の遂行に対し大きな妨げとなります。

労務管理については,法令に基づいた管理がなされていないと,労基署からの指導がなされうることはもとより,未払い賃料の請求や退職が一斉に行われ,医療機関の経営そのものが危うくなる場合すらあります。なにより,法令に基づかない経営は,労働環境が劣悪でもあるということですから,スタッフの不満の矛先が医療機関に向かわずとも,スタッフのモチベーションや集中力が低下し,良質な医療の提供ができず,結果として重大なミスを犯す可能性があります。
 
そのため,医療機関の本来の役割である良質な医療の提供をし,結果として患者の皆さんから信頼を勝ち得,健全な運営を実現するためにも,可能な限り阻害因子を減らすべく,法令を遵守した体制を整える必要があります。
 
コンプライアンスの強化は,医療機関にとって,確実に予測されるリスクを回避するために,もっとも確実に執れる予防手段です。
 

医療機関経営者・従事者の方向けの記事一覧

No. タイトル
1 医療機関で働いている皆様へのメッセージ
2 医療機関経営者に向けての経営上のリスクおよび対策
3 医療機関におけるコンプライアンスを強化する必要性
4 医療機関の皆様への可能な研修テーマ・研修項目(例)
5 医療関連の問題に関する実績



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