新卒の離職理由の第1位--求人詐欺

1 新卒の離職理由の第1位とは

 新卒が入ってはや2か月がすぎますが、いかがお過ごしでしょうか。毎年5月の連休がすぎれば、会社に突然来なくなる新卒社員の話をききます。もはや風物詩ともいえるでしょう。
 
 新卒が何故突然離職したのかのデータが先日話題になりました。人間関係が1番かなと思って読むと、意外なことに労働条件が当初聞いていたのと違っていたからだそうです。

2 労働条件の相違

  確かに、今も昔もハローワークの求人票等に記載されていた労働条件と、実際に働いた時の労働条件が違うという相談は多いそうです。

 法律上、そして裁判では次のように考えます。
 求人票に記載の労働条件が原則として労働契約の内容となる。但し、例外的に労働契約を締結する際に求人票とは異なる労働条件で合意すれば、その労働条件が労働契約の内容となる。
 
 例えば、求人票に「残業なし」と書いていて、そのまま求職者を雇って働かせれば、残業なしが労働契約の内容になります。しかし、求職者との間で労働契約をいざ締結する際に「残業あり」で労働契約を締結しさえすれば、残業ありが労働契約の内容になるということです。

 3 例外の例外とは

 しかし、裁判上、これには例外の例外がありえます。
 その労働契約が労働者の自由な意思に基づいてなされていなければ、例外の例外、すなわち原則どおりに、求人票どおりの労働条件になるということです。

 法律の見方は、求職者を弱い立場とみますから、「求人票とは違うけど、働くためには仕方がない・・・」という思いから労働契約を結んだと判断されてしまうと、労働契約を締結しても無効になってしまうおそれがあるということです。

4 まとめ

 随分と厳しい話だなぁと思いますが、立場を変えて考えればやむをえないのではないでしょうか。というのも、求職者が履歴書等で虚偽の記載をすれば、解雇事由にもなりえます。使用者としても、学歴や実績を偽装して入社した労働者がいたら信用できませんし、辞めさせたいと思うのは当然のことです。

 同じように、新卒の労働者も、会社や使用者を信用できないと思って辞めるのです。今は人手不足、求人難です。労働者を募集する際は、労働条件の記載によくよく気を付けないといけない時代になったということですね。
 

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